日記のようなエッセイのような

タイトル通り日記やエッセイ。頭の中の記録。

『中年の心の闇』とは⁇

『中年の心の闇』と言う言葉を目にしてちょっと気になった。

パッと思い浮かんだのは暗い顔して体のフォルムはだいぶ横に広がっている男性。

なぜこういう時男性を思い浮かべるんだろ?

誰から聞いたかも忘れたけどホームレスに女性があまりいない話。

女性の方が「生活を何とかしないと」と思う気持ちが強いだとか何だとか。

詳しい理由は忘れたけどその時は納得したような気がする。

精神的な面の違いもあると思うのでそれが男性をまず思い浮かべてしまう要因かも。

(余談だけれども何年か前にホームレスの人を調査したら今で言う発達障害の人がたくさんいたという。

確か6割ぐらいだったかな?

今みたいには診断が下されずそれぞれの状況に見合った教育も受けられず、気づいたら世間から弾かれてしまってホームレスになっていると思うと心が痛んだ。)

 

まず中年とは何歳なのか?

厚生省の一部の資料によると中年期は45〜64歳らしいんだけれども64歳まで中年が続くことの方に驚いた。

世間で調査をすると40歳〜50歳ぐらいと言う回答が平均らしい。

(この調査では女性の方が開始年齢と終了年齢共に遅く捉えているらしく何ともいじらしい(笑))

季節で言うと秋というのが『中年の心の闇』という言葉の雰囲気に合ってる気がする。

冬まで行くともう闇にいることさえ気づかないかも…

前向きに捉えると何か変化を起こしたいという気持ちがまだ多少なりとも残っているとも言えるのかな。

 

実際この言葉に共感している意見を読んでみると予想よりは既婚独身は関係ないように思った。

むしろ子供が独立した後の喪失感という子供がいる人ならではの悩みが生まれている。

ほかの悩みとしてはできることを全てやりきっていて何か新しいことを始めても短期間で飽きてしまうという年齢を重ねた人達ならではの意見。

女性の場合更年期障害と重なる年齢だからその場合もありそう。

更年期が重症化する要因にストレスがあるんだよね。

年齢的に既婚者で子供がいると平均的に夫が定年退職とか子供が受験や自立とか生活環境の変化によるストレスも重なるからひどくなるケースが多いとか。

更年期なら薬でコントロールする選択肢があるからまだいいかも。

ヨン様ブームにあれだけの中年の人達が熱中したのはそれぞれに抱えていた闇の部分にスッと入り込んで来たのではなかろうか?

 

こういう話になるといつも思う私の中の定義の一つ「オタクは幸せ」。

オタクと言っても広い意味でのオタク。何か熱中しているものがある人。

何かにずっと熱中している状態が続けられることほど幸せなことはない。

そういうものに出会えないまま人生を終える人もたくさんいるであろうに…

年を取れば取るほど人からどう見えているかよりも自分自身がどう感じながら生きていることの方がどれだけ大切かを一層強く感じるようになる。

 

『中年の心の闇』に襲われる人はどんな生き方をしていても結局そうなっていたかもしれないとも思う。

心の闇のようで思考の問題だったりとか。

自分も世論の平均的な回答からすると中年だし理解できる部分もある。

 

この問題において人それぞれだとしてもやはり大きなポイントとなるのが既婚未婚、子有り無しの様。

でもどうなんだろ?

タラレバ発想は大抵自分が今よりも幸せや良い状態になていることを想像して考える。

でも本当にそうなのかな?

もっとひどい状況になっていたかもしれない。

周りに人がいない友達がいないという状況に陥っていても人間関係が苦手でそうなってしまったのなら人といる方が苦痛かもしれないし。

あとは親が健在かとか関係はどうかとか仕事はどうかとかそれぞれ複雑なことがいろんな事が絡み合っていくんだろうな。

 

でも今の状況を作っているのはほとんどの場合自分自身の判断で選んだ道だろうから、いろんなタラレバ発想をもし実行していても同じような結果になっているかも。

私は単純なのでこう考えると「じゃあ仕方がない」と開き直ってしまう。

毎日特別な事や良いことばかり起きる人なんていないし、何もないということはある意味安定してて平和でよくない?と言う考え方はどうかな?

 

タラレバの道なんか無い。

目の前は現実だけ。

現実世界から一時的にでも離れるにはそれぞれの頭の中で創造された世界や架空の世界のみ。

妄想癖のある人は妄想の中でも幸せを感じることができるので現実の世界で幸せを感じると同じ効果があるのだそう。

どんな生活状況の人でも何かに夢中になれる時間があると心のバランスも良くなって快適に過ごせると思う。

オタクがやっぱり一番幸せかも…