日記のようなエッセイのような

タイトル通り日記やエッセイ。頭の中の記録。

今につながる仕事の転機

看護師の専門学校を卒業した後、看護師の職には就かず販売のアルバイトをしていました。

看護学校生時代、病院で働きながら学ぶ制度だったのですが病院で働いているうちに他の仕事への憧れや疲れ切っている先輩看護師を見ているうちに意欲がなくなり資格取得後ほかの仕事を選びました。

当時は「フリーター」と呼ばれる人たちが多く募集もたくさんありました。

特に仕事に困ることもなくブラブラと過ごしているとあっという間に時間は過ぎ、気づくと20代後半。

結婚するような予定も気持ちもなくこの先を考えると不安になるように。

だからと言って看護師資格を持っていても経験も無いのにその世界へ戻る勇気もありませんでした。

そんな時、一人の人と出会い半年後ぐらいには一緒に暮らし始めました。

それぞれ実家暮らしだったため生活にかかるお金を甘く考えていて節約の日々。

そこで「もうこれしかない」と看護師の道へもう一度挑戦することを決めました。

自分が看護師の道から離れている間、ずっとこの道で頑張ってきた人達と一緒に働くということはとても覚悟が必要で勇気のいる行動でした。しかも一番の目的は金銭面。

でもその時の生活や自分達のためと思うとそれを乗り超えさせるものがありました。

今、その人とはもう会っていませんが私は今でも看護師の仕事をして生計を立てています。

これは間違いなく人生の中で一番大きな私の転機です。

むしろこの出会いは私を看護師の道へ戻す為のものだった様に感じるほどです。

あんなに「違う仕事に就きたい…」と思っていた看護師の仕事をもっとしっかり経験しておけばよかったと思うぐらい今ではやりがいを持って働いています。